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熱中世代

平泉文化遺産センターの芝生で刈り払い機を手に笑顔を見せる橋階長之進さん
愛用しているミシンで手提げ袋などを縫い上げる石山ヒサ子さん
芝刈りしプレーも 橋階長之進さん(81)=平泉町長島

 グラウンドゴルフの大会が開かれる平泉文化遺産センターの芝生約7000平方メートルの整備を年に数回、ボランティアで行っている。きっかけは20年ほど前、大会が開かれていた特別史跡観自在王院跡の芝刈りに携わったこと。「せっかくなら大会に合わせてきれいに整え、皆に喜んでもらえれば」。自走式の刈り払い機を手に作業する表情は笑顔だ。むらのないよう均一に刈り込み、自らクラブを振ってグラウンドの感触を確かめる。「自分の庭を手入れする気持ちで」が信条。見える景色もきれいにし、観光客の心にも爽やかな風を吹き込む。今では芝刈りがきっかけで始めたグラウンドゴルフが一番の楽しみ。自由自在に刈り払い機を操る姿は年齢を感じさせず、まるでダンスをしているようだと周囲に言わせるほど軽やか。「こうして体を動かしていられることが自分の健康につながる。動けるうちは続けたい」と充実した表情を見せる。

ミシン操り袋創作 石山ヒサ子さん(90)=一関市大東町猿沢

 愛用の足踏みミシンで巾着袋などを縫い、友人や子供らに贈るのが趣味。「縫い物が好きだと言うと、いろいろな人が布を分けてくれるので、それらを作品にするのが楽しい」。数年前にベッドから落ちて足をけがして以来、家の中でも車椅子を使うようになったが、今でもトイレは自力で行くことができ、ミシンを使うのにも支障はない。電動だと速過ぎて扱いづらいため、昔ながらの足踏みミシンで時間を見つけては巾着袋や手提げかばん、弁当箱入れなどを縫い上げている。「若い頃は農作業が忙しく、こういった作品を作る暇がなかったので、今は楽しく過ごせている」と笑顔を見せる。5月の長期連休には子供や孫、ひ孫らが集まり、卒寿を祝ってくれた。「手元を見るのは大変になったが、指を動かしているとぼけの予防にもなる。これからも子供らに喜んでもらえる作品を残していきたい」と軽やかにミシンを操っている。

◆   ◆

 まだまだ若いもんには負けられない。そんな意気込みが表情、しぐさから伝わってくる。敬老の日(18日)を前に、さまざまな分野でこだわり、充実した毎日を送る熱中世代にスポットを当てる。

(6回続き)

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