奥州・金ケ崎

世界初女性限定 プロレース参戦 江刺 鈴木幸子さん(39) 走りで東北を元気に【奥州】

競争女子選手権に参戦しているレーシングドライバー鈴木幸子さん

 2017年に始まった女性ドライバーだけのプロレースシリーズ・競争女子選手権(KYOJO-CUP)に奥州市内から参戦している女性がいる。5月の初戦でアクシデントに見舞われながら周囲が目を見張る走りを見せ、目前に迫った第2戦に闘志を燃やしている。

 この女性は、同市江刺区の鈴木幸子さん(39)=クルマドーMOTULレーシング=。モータースポーツは10年余りのドリフト経験があり、市販車ベースのレースカーでタイムアタックはしていたが、短距離の公式レース経験はなかった。

 それでも世界初の女子選手権開催を1月に知り「モータースポーツで東北を元気にしたい」と2月に参戦を決意。水沢信用金庫など地元企業のスポンサー協力も得、筑波サーキット(茨城県)やレース会場の富士スピードウェイ(静岡県)などで練習を重ねて第1戦に臨んだ。

 出場者は鈴木さんを含めて13人。フォーミュラーを含む経験豊富なつわものぞろいの中、鈴木さんは予選4位のタイムを記録。マシンの接触トラブルもあったが、4番手スタートの好位置を手にした。

 ところが決勝レース直前に左後輪が回転しなくなるハプニングが発生。修復したが時間切れでよもやのピットスタートとなった。同一車種を使って7周で争うレースでは絶望的な状況だったが、脅威の追い上げで後方集団を射程内に捉えると1台ずつクリアして順位を上げ、9位でチェッカーを受けた。

 鈴木さんが勤務する市内のカスタム専門カーショップ・クルマドーカスタムファクトリー代表で鈴木さんのドライビングコーチ山田公輝さん(42)は「予選でのポジションを生かせなかったのは悔やまれるが、短期間でよくあそこまでできた。次戦での走りが楽しみ」と期待を込める。

 主にスポーツランドSUGO(宮城県)などで練習してきた鈴木さんは「ビリにならないようにと思って臨んだ初戦は予想以上の出来で、マシンを乗りこなす感触がつかめた。8月末に富士で走った時も手応えがあり、上位入賞を目指して頑張る」と意気込む。

 10月末まで3戦ある今季の第2戦は17日、予選と決勝レースが初戦と同じ富士スピードウェイで行われ、エントリー数が増える見込み。鈴木さんは16日に男女が11周で競うレースにも出場した上で臨む。

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