花巻

農薬散布もドローンで【花巻】

 最新式の農薬散布ドローン(小型無人機)のデモンストレーションが14日、花巻市高木地内の水田で行われ、農家や自治体の農政担当者らが最先端技術や効率性に認識を深めた=写真=。

 無人航空機の販売や空撮、測量業務などを手掛ける同市大通りのトップクルー(古舘裕三代表取締役)が企画。中国メーカーの産業用ドローンを用い、飛行と散布を実演した。

 同社によると、機体は液体の農薬や除草剤などを適正な割合で散布できるように設計されており、一人でも運搬できる軽量性や防水性、耐食性などが特長。コース、高度とも安定した飛行や散布量の調節も可能で、1ヘクタール当たり10分ほどで散布できるという。

 デモンストレーションを踏まえ、参加者からは性能や送信機の操作、バッテリーの充電、免許取得などに関する質問が出された。

 無人ヘリオペレーターの農業川村茂樹さん(40)=同市二枚橋=は「音が静かなので住宅地の水田で良さそう。機体の積み下ろしが楽な点や、障害物のある場所で操作しやすいのも魅力。ヘリとの併用も検討したい」と話していた。

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