奥州・金ケ崎

観覧者1万人達成 要害歴史館 小田さん(盛岡)に記念品【金ケ崎】

柏井館長(左)から記念品を贈られる金ケ崎要害歴史館観覧1万人目の小田さん

 金ケ崎町西根達小路の金ケ崎要害歴史館は14日、2014年6月の開館からの観覧者数が1万人に到達した。達成セレモニーが館内で行われ、1万人目の小田拓磨さん(73)=盛岡市=に記念品を贈り、節目を祝った。

 小田さんは盛岡市長寿社会課が実施する「もりおか老人大学緑が丘分校」の移動研修で、他の参加者ら24人と共に来館した。

 柏井慶一館長が酒やりんごジュースといった地場産品、クリアファイルなどの記念品を小田さんに贈呈。同館には、今後予定している行事関係の下見で3月に訪れて以来という小田さんは「びっくりした。こういうこともあるのだな」と笑顔をのぞかせていた。

 同館は国選定城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)内に位置し、仙台藩の北端を守る防御の要だった金ケ崎要害の歴史文化をはじめ、江戸期を中心とした資料などを紹介。国指定史跡の鳥海柵(とのみのさく)に関連した企画展も毎年実施している。

 同館によると観覧者数は、イベント来場者や同館主催の講演・講座などの受講者は含まず、純粋な館内展示観覧者のみの数字。柏井館長は「四季折々の行事、展示を充実していきたい。地元の人たちにも足を運んでほしい」と語っていた。

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