一関・平泉

千厩小校歌 弦楽で合唱 閉校記念音楽会 指揮体験も【一関】

児童が指揮を体験し、アンサンブルの奥深さに触れた閉校記念音楽会

 一関市千厩町の千厩小学校(皆上聖一校長、児童274人)の閉校記念音楽会は14日、同校で開かれた。児童が弦楽アンサンブルの華やかな演奏を聴いたほか、指揮体験や校歌の共演を通じて楽しいひとときを過ごした。

 文化庁による派遣事業の一環で、閉校記念に位置付けて開催。同日はいわてフィルハーモニー・オーケストラの寺崎巖代表ら6人が訪問し、同校児童や県立一関清明支援学校千厩分教室小学部の児童、祖父母参観で来校した家族ら400人余りが鑑賞した。

 音楽会では、寺崎代表の解説を交えながらバイオリン、ビオラ、チェロの六重奏でビバルディの「四季より『春』」、パッヘルベルの「カノン」などのクラシックや外国民謡、Jポップなどを披露。

 指揮体験では代表児童が星野源さんの「恋」でタクトを振り、鑑賞する児童や保護者も一緒に口ずさんだり、手拍子を取ったりして楽しんだ。同じ曲でも指揮棒を振る速さによって雰囲気がガラリと変わるため、アンサンブルの奥深さを実感した様子だった。

 最後に千厩小、一関清明支援学校、来年度開校する新千厩小の三つの校歌を弦楽アンサンブルの伴奏で合唱し、児童が元気いっぱいの歌声を体育館に響かせた。

 音楽委員会委員長の菊池里穂さん(6年)は「新しい校歌をおじいちゃん、おばあちゃんに紹介できて良かったし、いつも以上に気持ちよく歌うことができた。楽しい音楽の思い出がつくれた」と喜んでいた。

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