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台風18号接近 県、市町村へ対応助言 風水害対策チーム初招集【岩手】

 台風18号の本県接近に伴い、国や県、専門家で構成する「県風水害対策支援チーム」は17日、県庁に参集し、情報共有した上で市町村への助言について協議した。災害可能性を踏まえた招集は初めて。同チームから助言を受けた県は午後0時30分に、早期の警戒態勢確立と避難準備・高齢者等避難開始の発令を含めた適切な対応を取るよう、県内全市町村に助言した。

 同チームは、甚大な被害を受けた台風10号を教訓に、災害発生が予想される場合に避難勧告発令など市町村の対応を支援するため、県が設置。台風18号が18日明け方から本県に最接近する見込みを踏まえて、班長を務める石川義晃県総合防災室長がメンバーを午前11時に招集。9人のうち7人が県庁に参集し、市町村に対する助言内容を検討した。

 同チームの助言を受け県は、県内全域に17日夜遅くから大雨、洪水警報が発表される見込みなどを示した上、▽18日は南よりの風が強く、特に大潮と満潮が重なる時間帯(18日午前1時ごろ)は高潮による浸水や冠水に注意が必要▽早めに警戒態勢を確立するとともに、明るい時間帯に避難準備・高齢者等避難開始を発令するなど適切に対応することを願う-などとする総務部長名の助言を、全市町村にファクスと電話で行った。

 また、18日未明から沿岸南部を中心に非常に激しい雨が降り、正午までの24時間雨量は200ミリ近くに達する所もあると警戒を呼び掛けた。

 石川室長は「警報発表が17日夜遅く以降になる見込みを踏まえると、避難行動を取るのは難しくなる。明るいうちに多くの市町村が呼び掛けに応えていただけることを期待する」、齋藤徳美岩手大名誉教授は「初の実践で課題はあるが、関係機関が地域の安全を守るための共通認識を基に分かりやすく助言する形は、意図した形にやっていけそうな感触を持った。助言が生きてくれれば結果が出ると思う」と初活動の感触を語った。

 これに合わせて県は、通常気象警報発令後に設置する災害警戒本部を、発令前としては初めて17日午後0時30分に設置し、警戒に当たった。

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