県内外

オール岩手で上位狙え えひめ国体、30日開幕

昨年の国体レガシーを受け継ぎ、オール岩手での活躍を誓う県選手団

 第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」は30日、愛媛県を主会場に開幕する。本県選手団は監督、選手、本部役員として569人を派遣。昨年の岩手国体の剣道成年男子団体で優勝した下川祐造選手兼監督(県警察学校)が主将を務める。国体レガシー(遺産)を受け継ぎ、オール岩手で天皇杯(男女総合成績)10位台を目指す。

 大会は10月10日まで(会期前競技を除く)。愛媛県を主会場に正式35競技、特別1競技(高校野球)が行われる。選手団は達増拓也知事を団長に、剣道成年男子の下川選手が主将、なぎなた少年女子の山火ゆか選手(一戸高3年)が旗手を務める。

 陸上成年男子にはリオデジャネイロ五輪日本代表の高橋英輝選手(富士通、花巻市出身)が1万メートル競歩、アジア陸上競技選手権大会日本代表の米沢茂友樹選手(オリコ)が円盤投げにそれぞれ出場し、上位進出を目指す。ボクシング成年には岩手国体ミドル級2位の梅村錬選手(拓殖大2年)、少年ウェルター級には今年の全国選抜3位の佐藤脩斗選手(水沢工高3年)、ミドル級岩手国体で3位だった菊地永司選手(盛岡南高3年)がそれぞれ出場する。自転車少年はインターハイ2種目を制した中野慎詞選手(紫波総合高3年)が、個人種目をスプリントに変えて優勝を狙う。

 21日に盛岡市の県営武道館で結団壮行式が行われ、同国体と第17回全国障害者スポーツ大会の県選手団合わせて約360人が出席。達増知事は「県人の粘り強さと突破力で大きな喜びと感動を与えてくれることを期待する」と激励した。

 下川選手と全国障害者スポーツ大会県選手団主将を務める陸上の佐野幸広選手(県立高田病院)が決意表明。下川選手は「岩手国体のレガシーを伝える大会として、われわれはより一層の取り組みを実践し、愛媛国体の出場権を獲得した。『チーム岩手ここにあり』ということをしっかり示し、戦い抜く」と誓った。

【訂正】22日付、国体県選手団の記事で、結団壮行式が行われたのは21日でした。

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