一関・平泉

バス・タクシー乗車券配布 市選管 棄権防止へ移動支援【一関】

 一関市選挙管理委員会(伊藤丈夫委員長)は、24日告示、10月1日投開票の日程で行われる市長選、市議選で全有権者に対し、乗車料金を補助するバス・タクシー乗車券を配布する。共通投票所の開設、期日前投票所の増設による当日投票所の集約化で投票所が遠くなる高齢者らの移動を支援し、棄権防止につなげる。投票当日には43投票所で直営バス、臨時市営バスも無料運行する。

 乗車券は、片道300円分(2枚)を投票入場券裏面の下部に印刷して市内全ての有権者に配布する。片道で1枚を利用でき、乗車料金の差額分は個人で支払う仕組み。300円未満の場合でもおつりは出ない。市選管では25日に全世帯に郵送することにしており、同日から来月1日まで利用できる。

 利用可能な交通機関は、県交通バスと市内運行の県タクシー協会一関支部会員17社、花泉、大東、千厩、室根、川崎・弥栄各地域の市営バス、一関、東山両地域の東磐交通バス、なの花バス、デマンド型乗合タクシー、藤沢病院患者輸送バス。

 複数で利用できるタクシーを利用する場合は、乗車人数分の乗車券を利用できる。

 投票当日に運行する直営バス、臨時市営バスは、原則として午前、午後に各1往復となっており、対象投票区の有権者には運行時間が分かるチラシを配布し、周知を図っている。

 市選管では、今選挙から導入する乗車券について65歳以上の有権者の10%程度に当たる約4100人の利用を見込んでおり、今野薫事務局長は「多くの有権者に利用いただき、投票に出掛けてほしい」と話している。

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