一関・平泉

「金色の風」全国発信 都内でデビューセレモニー サンプル米配りPR

県外デビューセレモニーで「金色の風」のサンプル米を来場者に配る達増知事(左から2人目)ら

 【東京・千葉順子】最高級フラッグシップ米として開発された県産オリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」の県外デビューセレモニーは16日、東京都の三越銀座店で行われた。達増拓也知事やJA全農いわての純情産地いわて宣伝本部長を務める女優のん(本名・能年玲奈)さんら関係者が、岩手発ブランドの確立を期して首都圏でPRした。

 県外での一斉販売開始に合わせたセレモニーは開店直後に行われ、達増知事は「風のようにふわりとした食感と豊かな甘みが口に広がる。岩手の総力を結集した金色の風をぜひ召し上がり、周りに広めてほしい」、久保憲雄JA県五連会長は「岩手の気候と風土を生かして生産者が真剣に栽培し、コメの味を究極まで追求した」とあいさつ。

 のんさんはテレビやインターネットで放映中のCMと同じ金色にちなんだ金髪の衣装姿で「すごく香りが良く、もっちりしておいしい金色の風を全国の皆さんに感じてほしい」とアピールした。

 達増知事らは先着100人に金色の風の450グラム入りサンプル米を配布。京都府から来場して試食した川出雅人さん(59)は「もちもちして甘みがあり、本当においしい。のんさんのファンで岩手にも何度も行き、金色の風の宣伝をホームページやインターネット交流サイト(SNS)で見ていたので、やっと食べられて感動した。家でサンプル米も食べてみたい」と喜んでいた。

 セレモニーは大阪府の髙島屋大阪店でも行われた。金色の風は県内のほか、東京と大阪を中心に大都市圏で販売される。

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