花巻
花巻東、センバツへ前進 秋季東北地区高校野球
第70回秋季東北地区高校野球大会は４日目の17日、福島県営あづま球場（福島市）で準決勝が行われ、本県第１代表の花巻東は日大山形（山形第３）を６－４で下し、44年ぶりの決勝進出を果たした。県勢の決勝進出は前回大会の盛岡大附に続いて２年連続。【９面に関連】
花巻東は、一回２死三塁から４番紺野留斗（２年）の右前適時打で先制。五回に同点とされたが、六回にソロ本塁を含む長短３安打で３点を勝ち越した。先発田中大樹（２年）は終盤に追い上げられたものの粘り強く投げ、10安打４失点で完投した。
来春の選抜高校野球大会は第90回記念大会のため、東北の一般選考枠は２から３に増える。例年は東北大会の優勝、準優勝校が選出されており、花巻東は選抜出場へ大きく前進した。
18日は同球場で午前10時から決勝が行われる。花巻東は初優勝と県勢初の明治神宮大会出場を懸け、聖光学院（福島第１）と激突する。優勝すれば、県勢として第36回大会の大船渡以来34年ぶりとなる。
