一関・平泉

リトアニアと交流一層 ミュージカル平泉実行委など 杉原基金へ寄付に感謝状

杉原基金からの感謝状を手にする阿部会長(右から2人目)と千葉副会長(同3人目)

 ミュージカル平泉実行委員会と平泉国際交流協会は、リトアニア出身の芸術家とのふれあい交流事業での募金などを杉原記念博物館の改修工事に役立ててほしいと杉原(命の外交官)基金に贈った。同基金からの感謝状と記念品が届き、関係者はリトアニアとの交流進展と杉原千畝への思いを新たにしている。

 交流事業は、同実行委の阿部興紀会長が親交のある重枝豊英・在リトアニア特命全権大使から、芸術家コトリーナ・シェシェルギーテさんの本県来訪を紹介されたことがきっかけ。阿部会長が同協会、創友会、一関合唱連合会などに声を掛けて7月15日から18日までの日程を組んだ。

 同実行委は一関市大町のなのはなプラザで「ふれあい交流の夕べ」、同協会は道の駅平泉で「むかしばなしと民族音楽」を開き、協力金や募金を呼び掛けた。さらに創友会などからの支援金も合わせて25万円を同基金に贈った。

 今月になって、同基金から両団体への感謝状と記念品が同実行委宛てに送られてきた。17日午前、阿部会長ら同実行委関係者と同協会の千葉敏明副会長らが同プラザに集まり、披露された。

 関係者は、杉原の肖像画が描かれた感謝状と記念品の版画「Lightening」に見入り、協力を呼び掛けた交流イベントを振り返りながら、老朽化により補修が必要となっている記念館の状況や記念館がある都市カウナスへの思いをはせていた。

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