花巻
選挙事務も「いい経験」 富士大に期日前投票所【花巻】
花巻市選挙管理委員会は17日、同市下根子の富士大に衆院選の期日前投票所を設置した。同大への設置は昨年の参院選に続き２度目で、学生が投票立会人などを務める中、学生や地域住民が訪れて一票を投じた。18日まで設ける。
期日前投票所は同大メディア棟２階の学生ホールに設置。初日は学生５人が投票用紙交付係や投票立会人、投票管理者を担当。市選管職員と共に選挙事務や投票方法などを確認しながら業務に当たった。
午後１時の投票受付開始に合わせて近隣住民が訪れ、学生も交じって投票した。係を務めた学生は小選挙区、比例代表東北、最高裁判所裁判官国民審査の各投票用紙を有権者に手渡し、用紙の色に合わせて投票箱に入れるよう丁寧に説明した。
投票用紙交付係を担当した経済学部経営法学科４年の庄子莉奈さん（21）は「初めて票を投じた昨年の参院選より選挙への関心が高くなった。係を務めて投票所の仕事の役割を知ることができていい経験になった。来春から社会人になるので一票の重みを感じながら投票していきたい」と話し、人生２度目の投票も済ませた。
投票管理者として投票を見守った同学部経済学科３年の小林大騎さん（20）は「投票に不正がないかなど初めての仕事でやりがいがある」と話す一方、有権者としても票を投じ「人口減少や女性の労働環境の改善などが気になる。私たちが投票することで暮らしの良さが実感できる社会にしてほしい」と望んだ。
同大には18日も午後１～４時に開設する。
