錦秋湖の景観より良く ビューポイント合同点検 住民ら、6カ所巡回【西和賀】
2017年度錦秋湖ビューポイント合同点検(西和賀町観光協会主催)は17日、町内で行われた。同協会はじめ北上川ダム統合管理事務所湯田ダム管理支所や県、町、地元住民らが6カ所を巡回し、美しい景観を眺望できるビューポイントを確認した。
町の観光資源である錦秋湖の景観を四季折々に楽しめるように改善を図り、観光振興へつなげようと企画。同日は関係機関、団体の代表者ら14人が参加した。
15年度の調査結果も踏まえながら、国道107号や県道1号沿いから眺望できるポイントを中心に巡回。
このうち、JR北上線の橋梁(きょうりょう)が見渡せる同町無地内地内の国道沿いでは、景観を損なう支障木が生息していることから、伐採の検討が必要との認識を共有した。
このほか、自然を阻害する外来植物の駆除やビューポイント付近での舗装や防護柵設置などが必要との意見も出された。対象となった場所の管理は県や同ダム管理支所が中心なことから、関係者が優先順位に従って景観形成に取り組んでいくとした。
同ダム管理支所の山内純一支所長は「県や町、協会などの関係者と連携を図りながら対応していきたい」、同協会の古桑整事務局長は「関係機関との連携で錦秋湖の魅力の発掘、再発信につなげたい」と語った。