北上・西和賀

スクラム制し、快勝 釜石SW、中国電下す【北上】

後半44分、左WTB小野選手(右)が独走トライを決める=21日、北上陸上競技場

 ジャパンラグビートップチャレンジリーグの釜石シーウェイブスRFCは21日、北上市相去町の北上陸上競技場で行われたファーストステージ第5節で中国電力レッドレグリオンズと対戦し、31―18で勝利。ホーム戦を同ステージ初白星で飾り、客席から祝福の拍手が送られた。

 釜石は前半に二つのトライを挙げ、12―10で折り返した。後半は粘る相手に一進一退のゲームを強いられた。しかし、持ち味のスクラムで相手にプレッシャーをかけ続け、17―18で迎えた40分、ゴールライン前でのスクラムから左フランカー伊藤剛臣選手が左にボールを押し込んで逆転。44分には左WTB小野航大選手の独走トライで駄目を押した。

 伊藤選手は「ミスが多くメンタル面でも受けに回っていたが、ゴール前で佐々木陽丞選手が背中を押してくれてトライできた」とチームワークでの勝利を強調した。

 通算成績は1勝4敗、勝ち点6。リーグ順位は8チーム中5位と変動なしで、今季は既にトップリーグ昇格の機会を逃がしている。小村淳ヘッドコーチは「初勝利は素直に褒めたいが、中身は全く評価できない。相手より一歩遅れた判断も多かった。(プレーの)精度やチーム力を上げていかないと」と厳しい表情だった。

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