物産販売、体験目白押し 文化と産業まつり【奥州】
「奥州前沢文化と産業まつり」は21日、奥州市前沢区字七日町裏の前沢ふれあいセンターなどで始まった。区内の物産、製品の販売やものづくり、建設機械などの体験コーナーを設けた「商工まつり」と、区民の活動成果を発表する「前沢芸術祭」で来場者を楽しませている。22日まで。
商工まつりのうち、前沢工業クラブによる「ものづくり体験コーナー」では、ものづくりの楽しさに触れてもらおうと、同クラブ会員企業の協力で、木製の本立てや金網を使った折り紙などの製作メニューを設け、子供らが次々と挑戦した。
オリジナルストラップの体験では、ハートや星などの形をしたアクリル板に子供たちが名前や好きな絵を描いた後、小型のマシニングセンターで削り、最後にひもを通して完成。鈴木英憲君・恵輔君(前沢小学校5年)の双子の兄弟もそれぞれ作品を仕上げ、「面白かった」「簡単だったし、うまくできた」と語っていた。
前沢芸術祭は初日、同センターと前沢地区センターで展示部門が開幕。愛好者団体やサークル、老人クラブによる絵画や書道、陶芸、俳句、ちぎり絵などの作品が来場者の目を引き付けた。
最終日は午前10時から午後3時30分まで。餅つき体験と餅振る舞い、姉妹都市の北海道厚真町特産品セールなどのイベントを実施。
前沢芸術祭は展示に加え、午前10時から舞台部門が行われる。