花巻

自慢の釜飯勢ぞろい JA花巻農業まつり

51種類の釜飯が振る舞われたJAいわて花巻の農業まつり

 JAいわて花巻の第19回農業まつりは21日、花巻市野田の同JA本店イベント広場を会場に2日間の日程で開幕した。初日は組合員による釜飯の振る舞いなど多彩な企画が催され、収穫の秋を喜ぶ親子連れらでにぎわった。

 開会式に続き、花巻東高校書道部による書道パフォーマンスやおらほの芸能自慢ショー、キッズカーニバル、「ご飯を食べよう!飯炊き名人参上」などが行われた。

 このうち「飯炊き名人参上」は、花巻、北上、遠野の各地域の51農家組合が、秋の味覚をふんだんに使った釜飯を提供。サツマイモやクリ、枝豆を炊き込んだものをはじめ、ヒジキやホタテ、イカを使った海鮮釜飯、マツタケ入りなどさまざまな種類がそろい、餅米を加えて粘りを出すなどそれぞれ趣向を凝らして炊き上げた。

 花巻市東和町の外谷地農家組合の「かぼちゃ釜めし」は、鶏肉、ニンジン、シイタケ、タケノコ入りで、カボチャの甘味を引き立てるバターが隠し味。南川目農家組合の「みかけによらずごはん」はコウタケを使うことで色が黒く、豊かな香りが人気を集めた。

 会場では農産物や飲食物が販売されたほか、農機具・車両の展示、生活体験コーナーなども設けられた。阿部勝昭組合長は「天候不順もあったが、農家の方々の努力で実りの秋を迎えられた。収穫の喜びを分かち合いたい」と話していた。22日は郷土芸能の発表や「三世代ふれあい餅つき大会」、一升餅背負い、ミニライブなどが行われる。

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