花巻
岩手の原木シイタケ食べて 台湾観光客向け販促活動【花巻】
台湾からの観光客に県産原木シイタケをＰＲし販売促進と産地再生につなげようと、ＪＡいわて花巻と県南広域振興局花巻農林振興センターは22日、花巻市葛のいわて花巻空港でチャーター便を利用して訪れた観光客にチラシなどを配り積極的な購入を呼び掛けた。
双方の職員４人が来県を歓迎する観光関係者と一緒に法被をまとい、ロビーで出迎えながら「こんにちは」「ようこそ岩手へ」などと声を掛けチラシやパンフレット、手作り缶バッジを手渡した。同便利用者の多くが宿泊した花巻温泉では夕食時にシイタケ料理も提供した。
販促活動は２０１６年度に続き２年目。今年度は25日まで展開し、24日は同温泉、25日には同空港で土産用乾シイタケの販売も行う予定。
同センター林業振興課によると、東京電力福島第１原発事故の影響により出荷制限されていた県内の露地栽培原木シイタケの生産者のうち約１８０人が解除されたが、生産量は原発事故以前にまだまだ及ばない状況。
同課の担当者は「こうした取り組みで、少しずつでも県内生産者の意欲向上、需要拡大と販売促進につなげていきたい」と話していた。
