奥州・金ケ崎

視聴覚教育に貢献 菊池さん(奥州)が全国表彰

日本視聴覚教育協会の視聴覚教育各地功労者表彰を受けた菊池さん(左)と伝達した佐藤所長

 県南第一地域視聴覚教育協議会の事務局職員を20年間務めた菊池千賀子さん(64)=奥州市水沢区=は、日本視聴覚教育協会の視聴覚教育各地功労者表彰を受けた。長年にわたって視聴覚教育の普及と振興に貢献したとして高く評価された。

 同表彰は学校や地域で視聴覚教育の実践や普及、研究開発に尽力し、振興に顕著な功績があった人に贈られる。2017年度は全国で34人、本県からは菊池さんのみ。

 菊池さんは1997年4月から同協議会事務局の書記として運営に携わり、今年3月で退職した。管内とする奥州、一関、平泉、金ケ崎各市町の負担金で視聴覚教材を購入し利用を促すため、優良教材を選定する試写会、16ミリフィルム・ビデオ・DVDといった映像ソフトと上映機器の貸し出し、教材の目録やホームページ、便りの作成と宣伝に取り組んできた。

 表彰状の伝達式は23日、一関市竹山町の一関地区合同庁舎で行われ、職員が見守る中、県南教育事務所の佐藤和男所長が菊池さんに手渡した。

 菊池さんは「20年はあっという間だった。仕事のメインは教材を充実させ、より多く使ってもらうために工夫すること。子育てや介護、読み聞かせボランティアもしながら駆け足で今に至り、関わった皆さんに感謝している」と振り返った。

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