東北ホップ味わいPR サッポロビール 知事表敬【岩手】
サッポロビールは、協働契約栽培で収穫した東北産ホップを使用した「サッポロ生ビール黒ラベル東北ホップ100%」を、10月下旬から東北地方限定で販売している。1日は同社や東北のホップ関係者が県庁の達増拓也知事を表敬訪問し、自慢の味わいをPRした。
同社と県北のホップ生産者でつくる県北ホップ農協のほか、二戸、軽米、岩手の3市町首長らが県庁を訪問した。サッポロビールの吉見卓也東北本部長が「夏場の天候不順でホップの生育がかなり心配されたが、農家の懸命な努力で素晴らしいものを提供いただいた。地産地消のビールとして県民の皆さんに楽しんでいただければ」とアピールした。
吉見本部長から商品を受け取った達増知事は「天候不順や昨年の台風10号災害からの復旧などの苦労もあったが、農家の皆さんが技術に磨きを掛け、高品質なホップの生産が果たせた。消費拡大も絡め、今後も地域振興に貢献してもらいたい」と感謝を述べた。
同商品は、今年収穫した東北産ホップを100%使用したことによる華やかな香りと、爽やかな味わいが特長。2009年から販売し、今年は6万7000箱(1箱大瓶633ミリリットル20本)の販売を計画。缶と瓶は東北6県、樽生は本県と青森県で限定販売している。売り上げの一部は岩手、福島、宮城の被災3県に多くの花を咲かせるための「スマイルとうほくプロジェクト」へ寄付する。