県内外

漆の魅力知って 18日から盛岡でシンポ【岩手】

18日に盛岡市で開幕する「漆DAYSいわて」のPRチラシ
人間国宝の講演/絵付け体験/商品展示

 県主催の漆をテーマにしたシンポジウム「漆DAYSいわて」は、18、19の両日に盛岡市内丸の県公会堂で開かれる。人間国宝で漆芸家の室瀬和美氏の講演や県内外の漆製品を展示するコーナーなどを設け、国産漆の魅力や文化を発信する。

 18日はオープニングセレモニーに続き、室瀬氏が「伝統工芸と漆―漆の魅力とその可能性」と題して講演する。また、浄法寺漆産業代表の松沢卓生氏が「漆と私 そして新たな漆製品の展開について」として、今回のために製作したコンセプト商品を初披露する。

 このほか会場では「漆の金継ぎ」、「漆器の絵付け体験」などのワークショップが開催されるほか、県内の浄法寺塗、安比塗、秀衡塗のほか、輪島塗や会津漆器など、県内外の有名産地の漆器や漆を使った商品を展示するセレクトショップのコーナーも設けられる。

 達増拓也知事は「全国、そして世界に誇れる岩手の漆を見て、知って、学んで触れることができるイベント。漆が持っている昔ながらの魅力、そして将来性というのを感じてもらいたい」とPRする。

 入場無料。時間は18日が午前10時~午後5時、19日が午前10時~午後4時。

 問い合わせは、県産業経済交流課=019(629)5536=へ。

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