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盛岡―宮古間が復旧 JR山田線 脱線事故から2年【岩手】

約2年ぶりに盛岡-宮古間の運行を再開したJR山田線の車両=5日、JR盛岡駅

 JR山田線は5日、2015年12月に宮古市内で発生した土砂崩れに伴う脱線事故で不通となっていた区間(上米内-川内間、51・6キロ)の運行を再開した。盛岡-宮古間が約2年ぶりに一本の線路でつながり、関係者や乗客らが完全復旧を祝った。

◇   ◇

 盛岡駅では「おかえりなさい山田線」をテーマにした記念イベントを開催。県や盛岡市、宮古市の関係者や山田線ファンクラブ会員ら約150人が参加した。

 JR東日本の千葉利博盛岡駅長は、「ようやく盛岡と宮古間がつながった。鉄道事業に携わる者にとっては、感謝と期待に膨らむ日。沿線住民の期待に応えるためにも、安全で安定した輸送に全力を注ぎたい」とあいさつした。

 宮野孝志盛岡広域振興局長、谷藤裕明盛岡市長のあいさつに続き、宮古市の鈴木貴詞副市長が山本正徳市長のメッセージを代読。「運行再開はJR東日本をはじめ、関係各位の支援のたまもの。山田線を地域の財産として、さらなる利用促進に向けて取り組んでいく」と感謝を伝えた。

 記念のヘッドマークを付けた宮古行きの一番列車が到着すると、ホームに詰め掛けた利用客らは「待ってた」「かっこいい」と沸き返り、記念撮影をしたり、歓迎の旗を振ったりして車両を出迎えた。関係者は記念品の「銀河のしずく」パックを乗客約140人に配布し、笑顔で見送っていた。

 事故は15年12月11日、山田線の松草―平津戸間で発生。宮古発盛岡行きの上り普通列車が斜面から崩れた土砂に乗り上げて脱線し、乗員乗客16人がけがをした。崩落現場では、斜面を安定化させるための復旧工事が行われた。

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