奥州・金ケ崎

さらなる飛躍誓う JA岩手ふるさと 合併20周年祝い式典【奥州・金ケ崎】

功労者らに感謝状を贈り、新たな発展を誓ったJA岩手ふるさとの合併20周年記念式典

 JA岩手ふるさと(本店奥州市胆沢区、後藤元夫経営管理委員会長)の合併20周年記念式典は9日、奥州市水沢区のプラザイン水沢で開かれた。合併以来の歩みを振り返り、功労者を表彰するなどして一層の発展を誓った。

 来賓、関係者ら約330人が出席。ビデオで足跡を振り返った後、後藤会長が式辞で「農家組合員の営農と生活を守る使命を果たすため、厳しい環境の中でさまざまな経営改革に取り組み、安定した財務体質をつくり上げた。今後も消費者の期待に応える安全な農畜産物の安定供給と組合員の農業所得確保を図る戦略的生産・販売を実践していく」とあいさつ。

 門脇功前経営管理員会長(胆沢)ら経営管理委員を3期(9年)以上務めた5人をはじめ、理事、生産部会長など58人、取引業者22社に感謝状、13人に表彰状を贈呈した。

 同JAは、1998年7月に胆江地区の水沢、前沢、金ケ崎、胆沢、衣川の5JAが合併して発足。水稲を中心に園芸、畜産の振興に取り組み、全国食味ランキング特A評価の水稲「ひとめぼれ」や肉質日本一を誇る「前沢牛」のブランド確立など農業経営の充実強化に努めた。

 この間、2003年に胆江地区葬祭センター(ごくよう)設立、06年に農機サービス営業開始、12年に産直来夢くんオープン、16年に前沢牛の地理的表示(GI)保護産品登録などを進めた。

 組合員総数約1万7500人、農畜産物販売額175億8400万円、貯金残高1424億円(16年度末)。

 門脇前会長を除く主な被表彰者は次の通り。(敬称略)

 ◇感謝状▽経営管理委員3期以上=髙橋潤一(前委員、水沢)岩渕徹矢(同、同)青木淳一郎(同、同)髙橋新治(同、金ケ崎)▽理事2期(6年)以上=小野寺重男(元専務、胆沢)千葉孝治(元常務、水沢)小野寺豊文(元常務、同)村上竹志(前専務、胆沢)▽生産部会長3期(6年)以上=鈴木哲也(米穀関係部会長、前沢)山口秀雄(酪農部会長、金ケ崎)

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