北上・西和賀

全国障害者スポーツ大会 金などメダル7個 北上勢大活躍

第17回全国障害者スポーツ大会で上位の成績を挙げた北上市の選手。左から小原さん、髙橋さん、千田さん

 10月28~30日に愛媛県で開かれた第17回全国障害者スポーツ大会「2017愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」で上位の成績を挙げた北上市の選手が14日、市役所を訪れ、髙橋敏彦市長に報告するとともに一層の活躍を誓った。

 訪問したのは、陸上競技知的障害壮年男子400メートル1位の髙橋修さん(44)=かぎや菓子舗=、フライングディスク男女共通アキュラシーディスリート・ファイブで3位の千田公明さん(52)=市身体障害者福祉協会=、同4位の小原千秋さん(22)=社会福祉法人いわて共生会あけぼの=の3人。

 髙橋さんの記録は1分9秒15。天候に関わらず毎日5キロを走り込み、がっちりとした筋肉を付けて大会に臨んだ。トップでゴールした時はほっとしたといい、「一生懸命頑張った」と充実した表情。成果を糧に得意とする1500メートルでも優勝を目指し鍛錬を続ける決意を示した。

 千田さんは的の輪をくぐるようにディスクを放つ種目に初挑戦。10投中9投を成功させ3人と同列3位になり、銅メダル決定戦も制した。「台風でコンディションが悪い中、何とか入賞できた。今後は団体競技にも取り組むが、並行してフライングディスクを極める」とさらなる闘志を見せた。

 小原さんは県大会上位の実力で、全国大会初出場。千田さんとは別組で競技し、10投中7投を決めてメダルまであと一歩に迫った。悔しさをばねに「いっぱい練習してうまくなり、メダルを取りにいきたい」と意気込みを語った。

 髙橋市長は「昨年のいわて大会に続き、皆さんに元気に頑張っていただいた」と活躍をたたえた。

 えひめ大会での県勢のメダルは金8個、銀10個、銅15個。同市からは個人・団体で選手10人が出場し、メダル7個を獲得した。

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