北上・西和賀

生命尊重の継承考える いのちの灯の集い 事例発表、歩み紹介【西和賀】

事例発表などを通じて命を大切にする取り組みの在り方を探った「いのちの灯の集い2017」

 NPO法人輝けいのちネットワーク(高橋典成代表)とNPO法人深澤晟雄の会(加藤和夫理事長)が主催する「いのちの灯の集い2017」は19日、西和賀町沢内の太田老人福祉センターで開かれた。旧沢内村の深澤晟雄村長が進めた生命尊重行政発足60周年と両法人の設立10周年の節目に合わせ実施。事例発表などを通じて、生命尊重行政の意義や相手を思いやることなど命を大切にする取り組みの在り方を探った。

 全国に先駆けて1960年に開始した高齢者医療費無料化を堅持し続けた沢内村を「老人医療無料診療発祥の地」として顕彰するため、83年12月に旧沢内病院前に記念碑「いのちの灯」を建立。以後、毎年集いが開かれている。

 同日は集まった約60人を前に、両法人の歩みを関係者が報告。「『いのち』の継承を語る」をテーマにした事例発表では、沢内中学校3年の柿澤瑠奈さん、大阪大谷大の井上寿美准教授ら計5組6人が登壇した。

 このうち、演劇・演出家の大峰順二さん(東京都)から演劇指導を受けた柿澤さんは、「大峰先生から『言葉のやりとりは気持ちのやりとり』と『演劇は全員の協力がないと完成しない』の二つを学んだ」と力説。「大峰先生から教えてもらったことを今後の生活に生かす」と誓った。

 西和賀での子供たちの養護活動を調査している井上准教授は、これまで調査してきた成果を紹介。「西和賀では誰もが個人の力だけでは暮らしを維持することができないので、助け合いの“結い”の精神が根付いている」と発表した。

 フィナーレでは、いのちの灯の集い2017アピールで「深澤村長が唱えた『いのちの尊さ、大切さ』を今こそ訴え、すべての人々のいのちが輝く社会実現のために活動していく」とするメッセージを採択した。

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