奥州・金ケ崎

匠が作る郷土料理堪能【奥州】

 胆江地方食の匠(たくみ)研究会(若生和江会長)による「食の匠ふるさとの味を楽しむ会」は20日、奥州市水沢区のプラザイン水沢で開かれ、参加者が郷土料理の魅力を確かめた=写真=。

 地域に根差した食文化の良さを知ってもらおうと、同地方の食の匠(18人、3団体)とアテルイの里伝統食リーダーでつくる同研究会が地元ホテル(プラザイン水沢、ホテルニュー江刺)と協力して2010年から年2回開催している。

 18回目となった同日は100人余りが参加。食の匠の渡辺貞子さん(胆沢区)と立木睦子さん(前沢区)、佐々木祐子さん(江刺区)が、それぞれの認定料理の「すいとん料理」「果報だんご汁」「お盆の精進汁」をはじめ、季節の食材を生かした「棒鱈(ぼうたら)と季節野菜の煮付け」や「江刺産リンゴの豚肉巻」などの創作料理を紹介した。

 参加者は作り方を尋ねたり、行事食のいわれなどに耳を傾けたりしながら料理をじっくりと味わった。

 若生会長は「人から人へ受け継がれてきた料理を次の世代に伝えていきたい。郷土食を育んだ風土を確認する場にしていきたい」としている。

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