花巻

古里の未来へできること 花北青雲高校でWS 住民、生徒らが意見交換【花巻】

花北青雲高生と地域住民が石鳥谷の未来を考え合ったワークショップ

 花巻市石鳥谷町の地域づくりを若者と住民が考え合うワークショップ(WS)「石鳥谷のゆめ・みらいを語る」は27日、同町北寺林の県立花北青雲高校で開かれた。訪れたい、暮らしたいと思えるまちづくりのために、若者と地域住民が意見交換。古里の将来のために、一人ひとりができることを考え合った。

 2016年に続く開催。卒業を控えた3年生30人と同町6コミュニティ会議からの出席者が6班に分かれ、構成員を変えつつ班ごとに話し合いを進めるワールドカフェ方式で進行した。

 生徒らは、石鳥谷の自慢したい所や良い点、物足りない部分や改善してもらいたい地域課題などを列挙。その上でテーマを絞り、それぞれが地域で取り組めることを指摘した。

 開催趣旨に沿い、WSには市内からの通学生が参加。「静かで人が温かい」「小中高全てそろっていて、お酒が有名」などの長所や「もっと運動場や娯楽施設があればよい」「部活の帰り道は真っ暗。もっと街灯が欲しい」といった要望など、地元生ならではの視点が反映された意見が寄せられていた。

 まとめで発表した情報工学科の八重樫拓真君(17)は「石鳥谷には良い所がたくさんある一方、それを今一つ伝えられていないと感じる。(市西南地区から通学し)石鳥谷以外の人と多く話せるので、(石鳥谷の良さを)多くの人に広めていきたい」と総括。市石鳥谷総合支所の菅原善幸支所長は「自然など石鳥谷の良さを感じてくれていると分かったし、要望も出していただいた。来年もWSを開催したい」と話し、生徒たちの意見が大いに参考になった様子だった。

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