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北ミサイル発射 緊張感持ち臨む 盛岡 桜城小で避難訓練【岩手】

避難訓練で頭を手で覆い机の下に隠れる児童たち

 盛岡市は29日、弾道ミサイルの発射を想定した避難訓練を市内小学校で実施した。県によると、自治体主催のミサイルを想定した住民対象の避難訓練は県内で初めて。同日は早朝に北朝鮮からミサイルが発射されただけに、参加した児童や教職員は、本番さながらに身を引き締め、万が一に備えて適切な安全確保行動に取り組んだ。

 ミサイル落下時の被害軽減を目的に、市内中心部にある桜城小学校(児童382人、外山敏校長)で実施。昼休み時間中に全国瞬時警報システム(Jアラート)からミサイル発射の情報を得たと想定し、全校の児童と教職員合わせて400人余りが参加した。

 児童らは校内放送で避難の合図が出された後、校庭から校舎内に逃げ込み、廊下の窓から離れた場所に避難したり、体育館ではステージ上や地下通路で低い姿勢を取ったりしたほか、教室では窓やカーテンを閉めて頭を手で覆って机の下に隠れるなど、教諭らの指示に従って迅速に行動した。

 終了後に1年生の柏木希風さんは「ミサイルが来るかもしれないと思い、机の下にもぐっている時は怖くてどきどきした」、同大井瑠菜さんは「いざというときの大事な行動が分かって良かった」、6年生の鈴木茉央さんは「実際に同じようなことがあった場合、訓練を思い出し慌てずに行動したい」などと話し、緊迫感の中で実り多い訓練となった様子だった。

 外山校長は「実際のミサイルが直前に発射されたことで、緊張感を持って臨むことができた。いつ何が起きるか分からない時代だからこそ、学校として災害対応マニュアルの整備だけでなく、想定外の事態にも対応できる力をしっかり身に付ける必要があるとの思いを再認識した」とし、市の吉田尚邦危機管理統括監は「身を守るために何ができるか考えたことは大きな経験になったと思う。訓練を機に防災意識と当事者意識を高め、どうすれば被害を最小限に食い止められるかを児童らに考えてもらいたい」と期待した。

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