高校演劇部 出場募る 来年2月、演劇アワード 全国から5校、宿泊補助も【西和賀】
西和賀町のギンガク実行委員会は、高校演劇部によるコンテスト「いわて銀河ホール高校演劇アワード」(2018年2月23~25日、西和賀町文化創造館銀河ホール)の出場校を募集している。運営費の一部について出資を呼び掛けたところ、目標額に達したことから開催が正式決定した。実行委は今月8日まで申し込みを受け付ける。
演劇に取り組む生徒にとって、全国高校総合文化祭演劇部門を兼ねた全国高校演劇大会以外に競い合う場が少ない中、生徒に何らかの結果や達成感を得られる場を提供しようと企画。インターネットによるクラウドファンディングで広く出資を呼び掛け、締め切りの11月10日までに目標額に達した。
同アワードは、全国からの公募による5校が同一台本の作品を上演する大会。来年2月23、24の両日に公開リハーサルを行い、25日の本番で団体賞・個人賞など各賞が表彰される。
台本は岸田國士戯曲賞ノミネート作家の山本卓卓氏(範宙遊泳)が担当。照明家の黒太剛亮氏(黒猿)が、舞台技術講習を兼ねた公開リハーサルの進行役を務める。
実行委事務局の小堀陽平さんは「演劇専用ホールで若手劇作家の新作戯曲の初演を飾ることになる。他校との交流の機会にもつながるので、希望する学校はぜひ出場してほしい」と呼び掛ける。
出場校には、1校当たり10万5000円の宿泊補助がある。応募が5校以上の場合は、提出書類を基に出場校を選考する。問い合わせは同ホール内の実行委事務局小堀さん=0197(82)3240=へ。