豪雪地帯の交通確保へ 除雪作業員に辞令・西和賀町
西和賀町の2017年度除雪作業員辞令交付式は1日、同町上野々の町文化創造館銀河ホールで行われた。辞令が交付された除雪作業員47人は作業を通じて、4カ月にわたり冬季の町民生活をサポートする。
式では除雪作業員一人ひとりが呼名され、町内に8カ所ある除雪基地の各代表者が期限付き臨時職員としての辞令を受け取った。
細井洋行町長は訓示で「高齢化が進む中、冬季の交通確保は大きな課題となっている。町道を中心に除雪に励んでいただき、住民の冬場の暮らしを支えてほしい」と激励した。
町では、除雪を担当する作業員を臨時職員として毎年冬期間採用している。今冬は同日から18年3月31日までの間、41台の除雪機械を使って、町建設課所属の3人を加えた50人態勢で除雪。町道の環境を整え、安全確保に努める。
耳取班の高橋義廣班長(61)=同町草井沢=は「住民の思いにしっかりと寄り添い、事故が起こらないように十分に安全に気を付けながら作業に励む」と誓った。
交付式後の町道冬季交通確保に関する全体会議では、北上署交通課の吉田保雄交通企画係長の講話に耳を傾けたほか、今季の除雪態勢、重点箇所などを確認した。