シクラメン鮮やか 前沢明峰支援中学部、水農高 販売体験し交流【奥州】
奥州市前沢区の県立前沢明峰支援学校(内舘由美校長)の中学部3年生は5日、市内の県立水沢農業高校(神山秀市校長)と共同学習に取り組み、同高環境工学科が育てたシクラメンの販売活動を体験しながら交流した。
支援学校の生徒9人が同高のハウスを訪れ、草花専攻班の生徒3人に手伝ってもらい赤やピンク、紫色など色鮮やかなシクラメン30鉢をビニール袋で包装。5個ずつケースに載せて協力し合ってバスまで運び、支援学校に搬入した。
支援学校の玄関ホールで、中学部が作業製品として作った革細工や毛糸の手芸品、焼き菓子などと一緒に高等部も加わって販売。授業参観週間で来校中の保護者や関係者も多く、シクラメンが完売するなど盛況だった。
水沢農高の佐藤光君は「自分たちが育てた花を支援学校の生徒と一緒に多くの人に買ってもらうのはうれしい」と話し、支援学校中学部の藤原有紀教諭は「お客さんが多くにぎやかだった。農業高の生徒と一緒に作業し交流できた」と喜んだ。
中学部は、水沢区の産直来夢くんで2年生が4日に販売体験したほか、1年生も8日に体験する予定。