北上・西和賀

ネットの有害情報監視 北上コンアカ 警察庁から感謝状

感謝状を手にする北條部長(左から2人目)、高橋副部長(同3人目)、小原校長(右)。左は千葉課長

 インターネット上で有害情報を多数発見し児童被害の防止に努めたとして、北上市藤沢の北上コンピュータ・アカデミー(小原和雄校長)は警察庁から感謝状を贈られた。同校のボランティア部(北條琢磨部長)がサイバーパトロールで有害情報を通報し、犯罪抑止に貢献した。

 同校は、県警のインターネットの安全・安心確保と官民一体による犯罪防止対策で2014年度からサイバー防犯ボランティアに委嘱されている。

 8日に同校で贈呈が行われ、県警本部の千葉和幸生活環境課長が小原校長に感謝状を伝達。「今後もよろしくお願いしたい。友達にも教え広めていただきたい」とさらなる活動に期待を寄せた。

 同校は16年度にも活動をたたえられ、県警本部から感謝状を受けている。北條部長(コンピュータ・システム科2年)は「活動をこれからも続けていきたい」と決意を新たにした。

 同部はインターネット上で犯罪につながりそうな有害情報をボランティアで監視している。学園祭や部活動でインターネット交流サイト(SNS)のツイッターをチェック。約180件の有害情報を発見して通報し、このうち約100件が削除や凍結された。

 有害情報は未成年の援助交際関係が特に多いという。高橋光希副部長(同)は「危険な情報が多いことを再認識した」とサイバーパトロールの重要性を強調した。

 【訂正・12日付】県警本部の千葉和幸生活安全課長は生活環境課長の誤りでした。

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