北上・西和賀

「友と仲良く」人権の基本 江釣子小で擁護委が教室【北上】

児童が友達と仲良くすることや夢を持つ大切さを学んだ人権教室

 花巻人権擁護委員協議会(髙橋則子会長)主催の人権教室は7日、北上市立江釣子小学校(髙橋憲一校長、児童675人)で開かれ、児童が人権に関した物語を通じて思いやりや命の大切さなどを学んだ。

 同協議会北上地区連絡会(菊池吉則会長)の人権擁護委員10人が同校を訪問し、5、6年生の各クラスに分かれて実施。

 このうち6年4組の教室では、菊池会長と委員が人権について説明したほか、冊子「種をまこう」(人権擁護協力会発行)の中の物語「あなたの夢はなんですか」を読んだ。

 カンボジアの農業研修生と不登校になった小学5年男児の会話を通じ、夢を持つことや困難に立ち向かう勇気を持つ大切さなどを描いた内容。委員が「男の子が明るさを取り戻したのはなぜか考えて」と問い掛けると、児童たちは「(研修生の)タイシンさんに励まされたから」などと答えていた。

 菊池会長は「みんなと仲良くすることが人権の基本。皆さんも夢に向かい頑張ってほしい」と呼び掛けた。菅生将太君は「しっかりと友達を大切にしていきたい」と力強く語った。

 同校では11月にも3、4年生を対象に人権教室が開かれた。

 

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