4強目標に闘志 専北高女子サッカー 2年連続全日本へ【北上】
兵庫県で30日に開幕する第26回全日本高校女子サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)に専大北上が2年連続で出場する。東北地域大会で第3代表となり出場権を獲得。チームは4強入りを目標に掲げ、藤枝順心(静岡、東海地域2位)との初戦に向け練習に励んでいる。
専大北上は県大会を1位通過。10月に山形県天童市で開かれた東北地域大会では初戦の酒田南(山形1位)に3―3、PK戦を3―0で制して勝ち上がった。準決勝で聖和学園(宮城2位)に0―4で敗れたものの、第3代表決定戦で明桜(秋田)に2―1で競り勝ち、同選手権出場を決めた。
県勢として初出場した前回は、1回戦で広島文教女子大附属(広島)に1―4で敗れ、全国のレベルを肌で知った。
今年はメンタル面に加え、個々の技術や状況判断力を強化。ボールのキープ力が上がったことで得意のサイド攻撃にも磨きが掛かり、県内4冠を達成した。
攻撃の要はスピードがあるFW太田未蘭選手(2年)。「チームの攻撃の考えが合ってきた。残り2週間ほどでどこまで高められるか」と意気込む。
守備では、DF菊池優愛選手(3年)が右膝のけがから復帰。1対1の競り合いやロングボールでチャンスメークする。「去年と同じ結果にならないよう、一つでも多く勝ちたい」と高校最後の大会に闘志を燃やす。
藤枝順心は同選手権に14度連続出場し前回は8強入り、今年の全国高校総合体育大会では準優勝した。強豪との初戦に向け、MF昆冴香主将(3年)は「昨年は負けて悔やし涙だったが、うれし涙を流したい」と臆することなく語る。
同選手権には32校が出場。専大北上の初戦は、三木市のみきぼうパークひょうご第2球技場で30日午前10時30分から行われる。
名 前 学年 出身中学
GK 稲村 沙希(1年) 五 戸
DF 阿部詩鶴久(2年) 和賀西
丹内 遥乃(3年) 沼宮内
佐藤ふたば(2年) 江釣子
古舘 未来(2年) 江釣子
菊池 優愛(3年) 乙 部
吉武きらら(2年) 北 上
中島 優希(1年) 金ケ崎
MF 高山 桃(2年) 久 慈
小野寺萌佳(3年) 中 里
三浦 佳奈(3年) 中 里
昆 冴香(3年) 北 上
平澤 莉乃(2年) 江釣子
藤原 麻依(2年) 上 野
佐々木玲樺(1年) 上 野
佐々木夕那(1年) 北上南
FW 三上 朱音(3年) 上 野
太田 未蘭(2年) 久 慈
佐藤かすみ(2年) 和賀東
八重樫実椰(2年) 南 城
南部 雅美(1年) 遠 野
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