奥州・金ケ崎

時事ネタも絵札に 雪上疾走 ジャンボかるた【奥州】

子供らが雪上を駆け回った黒石親子ジャンボかるた大会競技部門

 第30回黒石親子ジャンボかるた大会の競技部門は7日、奥州市水沢区の黒石小学校グラウンドで行われた。子供から大人までが雪上を疾走し、身近な話題や時事ネタを盛り込んだ手作り絵札を奪い合った。

 かるた作りを通じた創造性の養成、競技による親子や子供同士の交流などを目的に、同小学校区子ども会育成会連合会、黒石地区振興会、黒石地区センターが主催した。

 絵札は大きなベニヤ板で、子供会単位で制作。4日に同地区センターで審査(作品部門)を行い、大胆さや彩り、内容の豊かさなどを基準に最優秀、優秀、努力、読み札の各賞を決めた。

 競技部門には、同校と近隣の児童約50人をはじめ、父母や来賓らが出場。子供たちは札の読み上げと同時に一斉に駆け出すと、目当ての札を目掛けて飛び込み、激しい争奪戦を繰り広げていた。

 同校6年の阿部蒼良君(12)は「突っ込んでいく心が大事。最後のかるた大会で札を取れてうれしかったし、楽しかった」と満面の笑みを浮かべた。

 作品部門の審査結果は次の通り。(かっこ内は子供会)

 ▽最優秀賞=「なかよしで みんなげんきな くろいしっこ」(内堀めばえ)▽優秀賞=「たいへんだ ミサイル発射だ 北朝鮮」(小黒石)▽努力賞=「くろいしを かっきあふれる いい町に」(二渡・下柳白石沢)、「きぼうのほし いわてからせかいへ 大谷翔平」(高清水)、「みんな 笑顔で 助け合い」(長根正法寺)▽読み札賞=「えんそうしよう 心をひとつに そみんだいこ」(小黒石)

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