北上・西和賀

かんじきで雪上楽々 ウインタースクール 児童が体験活動【西和賀】

かんじきを履いて雪上を歩く児童

 西和賀町教委が主催する小学生の体験事業「自然塾のウインタースクール」は11日、2日間の日程で同町左草のブナの森自然塾さそう館で始まった。初日はかんじき歩行や雪遊びなどに取り組み、冬の里山を満喫した。

 西和賀の四季折々の自然に触れてもらおうと年4回開催している事業。冬の今回は同町や北上市などから児童13人が参加し、同館に宿泊しながら各種体験を行う。

 初日は開講式に続き、町雪国文化研究所研究員の小野寺聡さんが「足裏の面積を広げて雪にかかる体重を分散させることで、埋もれにくくしている」とかんじきについて仕組みや使用上の注意点を説明した。

 児童は同館の裏山に移動し、かんじきを履いて雪上での歩行に挑戦。途中で雪球を投げ合ったり、米袋をそりに見立てて斜面を滑ったりして楽しんだ。

 廣沼詩音さん(笠松4年)は「かんじきは初めて履いたが、雪の中に埋もれずに歩けるのですごい」と先人の知恵に感心した様子。高橋大和君(湯田5年)は「雪の上でいろいろな遊びができて楽しかった」と喜んでいた。

 2日目の12日はキーホルダー作りに取り組む。

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