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本県での学びに期待 「世界青年の船」参加 オマーン、ペルー青年団 副知事を表敬【岩手】

千葉副知事(左)を表敬訪問し、参加者代表であいさつするメザさん(前列右から3人目)

 内閣府の2017年度「世界青年の船」事業に参加しているオマーン、ペルー両国の外国青年団は18日来県し、県庁の千葉茂樹副知事を表敬訪問した。21日まで沿岸被災地の視察などを体験するといい、本県での学びを自国の発展に生かすことを誓った。

 同事業は、世界各地から集まった外国青年との交流を通じて国際社会で活躍するリーダーの育成につなげるとともに、国境を超えた人的ネットワークの構築を図る目的で実施。日本と世界の10カ国の青年が、陸上・船上研修や外国への訪問活動に取り組む。

 本県にはオマーン、ペルーの両国から24人が訪れた。県庁ではペルーリーダーのカルロス・マリアーノ・アルバイザ・メザさん(31)が「岩手の人々はどんな災害にも立ち向かい、他者を思いやると聞いている。自国は発展途上で災害を乗り越えるためにはより発展させる必要があるため、岩手で多くのことを学べることに期待している」とあいさつし、千葉副知事に記念品を贈呈した。

 千葉副知事は「県民の人柄に触れながら岩手について知り、訪問を十分に楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 一行は今後、陸前高田市の「奇跡の一本松」などを見学するほか、市内の小学校で児童と交流。盛岡市や花巻市でのホームステイも体験し、異文化理解を深める。

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