奥州・金ケ崎

精進誓い60人演武 合気道奥州道場鏡開き

鏡開きで演武を披露する道場生

 奥州市前沢区を拠点とする合気道奥州道場(菅原美喜子道場長)の鏡開きは21日、同区のいきいきスポーツランドで行われた。道場に通う門下生たちが演武会で日ごろの精進の成果を披露し、一層の上達を誓った。

 前沢、江刺、一関(一関市)3教室の生徒のうち園児から70代まで約60人が参加。初心・初級者、中・上級者、一般の有段者までが順に登場し、2人一組で片手取り呼吸法や入り身投げ、両手取り四方投げなどの演武を粛々と進めた。

 定年退職後に始めた人や夫婦、孫と一緒の参加者もいる中、合間に顧問の模範演武があったほか、精神統一のための恒例の竹割り、保護者を交えたお汁粉会も楽しんだ。

 一関小学校6年の宇野那由さん(四級)は「片手取り内回転呼吸投げがうまくなりたい」と今年の目標を掲げ、同じく平泉小4年の金田葉月さん(同)は「投げ技の最後をしっかり決め、はかまがはけるようずっと続けたい」と意欲を語った。

 演武の基本的な動きを自ら実演しながら解説した菅原道場長(59)は「合気道が世界各国に広がり、日本でも取り組む人が増えている。子供たちは楽しく学ぶことから始めてほしい」と話していた。

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