厳しい冷え込み続く 連日の雪かき 市民うんざり
冬型の気圧配置で上空に強い寒気が居座ったため、県南地方は25日も断続的に雪に見舞われ、厳しい寒さが続いた。
盛岡地方気象台によると、各地の最高気温は花巻氷点下1・9度、花巻市大迫同2・9度、北上同2・3度、西和賀町湯田同5・4度、奥州市江刺同2・5度、同市若柳同3・2度で、各地点とも24日に続き2日連続の真冬日を記録。最低気温も各地で氷点下10度以下となり、厳しい冷え込みとなった。
25日午後5時までの24時間降雪量は北上22センチ、湯田37センチ。連日の雪により、同時刻までの積雪量は北上が平年の3倍となる40センチ、湯田は同じく1・6倍の188センチに上った。
各地ではここ数日、除雪車がフル稼働。多くの人が雪かきに追われた。北上市鍛冶町の男性(65)は「きのう(24日)もおととい(23日)も雪かきした。去年の何倍も雪がある。まだ(雪が)続くようで大変だ」と、白い息を吐き作業に当たっていた。
強い冬型の気圧配置は27日ごろまで続く見込み。26日も厳しい寒さとなり、内陸部は雪の降る所が多くなると予想されている。