奥州・金ケ崎

東北屈指の聖地に 「猫ノ図書館」が1周年 ねこ館長むぎに辞令書【奥州】

胆沢図書館内の「猫ノ図書館」が“開館”1周年を迎え、ねこ館長むぎに辞令書が交付された

 奥州市胆沢区南都田の胆沢図書館(藤田司館長)にある猫本コーナー「猫ノ図書館」が22日、“開館”から1周年を迎えた。全国的な猫人気にあやかり、図書館の利用率アップを目指して進めてきた取り組み。今後も豊富な猫本に加え、あらゆる関連企画を打ち出しながら、独自性あふれる図書館の形を提案し続ける。

 胆沢図書館では近年の猫ブームを追い風に、2017年2月22日の「猫の日」に同コーナーをオープンさせた。これまでに約900冊に及ぶ猫本の充実化や企画展、読書通帳の導入、ナイトライブラリーなどを行い、県内外から多くの来館者を集めている。

 この日は胆沢図書館で記念セレモニーが行われ、再び1年間ねこ館長を務める菊池綾子さん(同市江刺区川原町)の飼い猫むぎ(雄2歳、ブリティッシュショートヘア)に、藤田館長が辞令書を交付した。

 スペシャルアドバイザーや展示に協力する猫写真家、猫漫画家が祝いのメッセージを寄せたほか、展示担当の渡辺貴子主任司書が同コーナーの歩みを紹介。渡辺主任司書は「東北屈指の猫本の聖地になりたい」と思いを語った。

 藤田館長は「挑戦の1年だったが、多くの話題になれた。これからも力を合わせて図書館を盛り上げたい」と意欲的。むぎに代わって菊池さんは「一生懸命頑張るにゃ。たまに出勤するからみんな会いに来てにゃ」とほほ笑んだ。

 会場では1周年記念パネル展「吾輩ハねこ館長デアル。~I am MUGI展~」も3月20日まで開催している。

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