奥州・金ケ崎

確定時間大幅遅れ 奥州市議選開票作業 疑問票の判定手間取る

疑問票の判定、確認に時間を要した奥州市議選の開票作業=5日午前0時42分ごろ、市総合体育館

 4日に投開票が行われた奥州市議選は当初の見込み(5日午前0時15分)より開票作業が遅れ、開票確定の発表が5日午前1時をすぎた。現職と新人を合わせて30人が28議席をめぐり、少数激戦を繰り広げた選挙戦で、市選管は「正確を期すため、疑問票を慎重に判定した」と話している。

【2面に関連】

 市選管は、遠い地域からも投票箱を搬入するため天候を考慮し、前回より15分遅れの午後9時から同市水沢区の市総合体育館で開票作業を始めた。票の分類や点検など当初は比較的順調に作業を進めたが、疑問票が1700票余りあり、判定や確認に時間を要した。立会人10人と選挙長が票を確認し、当初の見込みより30分遅れの5日午前0時45分に確定した。

 票の集計作業の後、選挙会を開き、各候補者の得票や法定得票数などを確認した上で、当選人を決定。立会人の承認を経て、同日午前1時15分ごろに開票確定を発表した。

 前回の確定時刻は投票日翌日の午前0時5分。市選管は「開票開始が前回より15分遅かったことに加え、少数激戦により、当落に関わる疑問票の取り扱いに慎重になった」と話している。

 千葉典弘市選管事務局長は「できるだけ早く開票作業を終えるため、職員の共通認識を図りながら態勢を整えていきたい」と話し、今回の反省を次回に生かしていく考えを示した。

 市議選と同時に行われた市長選の開票作業では、当初見込みより20分遅い午後11時35分に得票数が確定した。

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