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村岡、森井が銀 狩野(岩手大出)は途中棄権、阿部(盛岡南高出)9位

アルペンスキー滑降男子座位で滑走する森井大輝=10日、韓国・平昌

 【平昌時事】平昌パラリンピック第2日は10日、アルペンスキーの滑降が行われ、女子座位の村岡桃佳(早大)が銀メダルを獲得し、今大会の日本勢メダル第1号となった。男子座位では森井大輝(トヨタ自動車)が銀を獲得。鈴木猛史(KYB)が9位に入り、2014年ソチ大会金メダルの狩野亮(岩手大―マルハン)は途中棄権した。男子立位の三沢拓(SMBC日興証券)は15位。

 バイアスロンの男子7・5キロ立位では、16年リオデジャネイロ夏季大会にトライアスロンで出た佐藤圭一(エイベックス)が9位。女子6キロ立位では阿部友里香(盛岡南高出、日立ソリューションズJSC)が9位。女子6キロ座位の新田のんの(北翔大)は13位だった。

 パラアイスホッケーは1次リーグが行われ、B組の日本は地元の韓国に1-4で敗れ、黒星スタート。0-1で迎えた第3ピリオドに3点を奪われた。

「3・11」胸に力走 阿部、射撃に光明
▲バイアスロン女子6キロ立位で力走する阿部友里香(右)=10日、韓国・平昌

 阿部にとって、3月開催のパラリンピックは大きな意味を持つ。2011年に東日本大震災が起こった「3・11」と重なる時期だからだ。「地元の方々に滑る姿を見てもらって元気を与えたい」。大津波に遭った山田町で生まれ育った22歳の思いは特別だ。

 町が濁流にのみ込まれ、翌日に避難先から戻ると自宅は全焼して見る影もなかった。中学3年生のつらい経験。障害を抱える自分が、より強くなろうと奮い立った。高校はスキーの強豪校に進学。18歳で14年ソチ大会出場を果たし、平昌ではメダルをと意気込んだ。

 バイアスロン女子6キロ立位に出場。「初戦だったので、いけいけゴーゴーでやろうと思っていた」。強い日差しで緩くなった雪面に苦労した。板がうまく滑らず9位に終わり、「上位を狙いたかった」と悔しそう。ゴール後は肩で大きく息をした。

 それでも「次のレースは自信を持ってできる」と言い切った。課題だった射撃で「何年かぶり」のノーミスで終えられたからだ。生中継ではなかったが山田町役場には佐藤信逸町長ら約50人がテレビの前に集まり、阿部の力走に声援を送った。ノルディックスキー距離を加えると、4種目を残す。次こそ地元に朗報を届けてみせる。

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