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SL銀河 来月21日再開 9月まで上下53本運行 JR盛岡支社【岩手】

17年度最終運行でJR花巻駅に到着した「SL銀河」(資料)

 JR盛岡支社は、蒸気機関車「SL銀河」の2018年度運行日程を発表した。運行5年目となる来年度は4月21日に運行再開し、9月30日までの土日・祝日を中心に釜石線の花巻-釜石間(90・2キロ)を上下53本運行する予定。引き続き、東日本大震災からの復興支援と地域活性化に取り組む。

 同支社によると、花巻発は21日を皮切りに、28日、5月2、5、12、19、26日、6月2、9、16、23、30日、7月7、14、21、28日、8月1、4、8、11、18、25日、9月1、8、15、22、29日と続く。釜石発は、一部を除き花巻発の各翌日の運行となる。運行時間は17年度と変わらず下りが花巻午前10時37分発釜石午後3時7分着、上りが釜石午前10時55分発花巻午後3時20分着で、SLの旅を約4時間30分満喫できる。

 運行開始に合わせ、21、22の両日は主な停車駅でおもてなしイベントが催される。花巻駅では、21日に駅長による出発合図のほか、鹿踊(ししおどり)の披露、花巻市キャラクター「フラワーロールちゃん」のお見送りなどを予定。同支社は「宮沢賢治の世界観とともに、沿線の魅力を楽しんでほしい」としている。

 SL銀河は1940(昭和15)年製で、廃車後の73年から盛岡市の県営運動公園内に展示されていた車両を1年かけて復元。4年間で計約250本運行し、乗客数は延べ約3万6500人を数えた。

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