北上・西和賀
準Ｖ 大きな手応え 東京卓球選手権ジュニアの部 小野寺君（専北高２年）【北上】
専大北上高校卓球部の小野寺翔平君（２年）は、６～11日に東京都で開かれた第70回東京卓球選手権大会の男子ジュニアの部（シングルス）で準優勝に輝いた。最終学年を前に、夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）に向けて大きな手応えをつかみ「挑戦が結果につながった」と喜びをかみしめている。
小野寺君は宮城県気仙沼市出身で、北上市の上野中に進学。中学時代から同部の高校生に交じって練習するなど実力を高め、高校では２０１７年に日・韓ジュニア交流大会の日本代表となった。
昨年11月の県予選で優勝し、４度目の出場となった同選手権大会では１４９人によるトーナメント戦を順調に勝ち上がり、初めて決勝に進出。決勝では浅津碧利選手（ＪＯＣエリートアカデミー、帝京・東京）に０―３で敗れたものの、貴重な経験を積んだ。
国際大会以来「世界で活躍する」を目標に掲げるが、これまで全国の上位には届かなかった。「メンタルトレーニングを重ね、前陣での速攻など新しいことに取り組んだ」と入念に準備して臨んだ大会。格上相手にも動揺しない試合運びができ、プレーの幅が広がる収穫もあった。
部としては25日に福井市で開幕する第45回全国高校選抜大会への出場を控えており、主将として「結果を残したことで同級生、下級生も頑張ってくれるはずだ」とチームを鼓舞する。来年度は弟秀斗君（気仙沼市立新月中３年）も入部するといい、「インターハイでの優勝しか考えていない。野田春輔監督に６年間の恩返しをしたい」と前を見据える。
