花巻

ソフトボールU19日本代表に2人 花巻東から初選出 5月に国際大会

ソフトボールの女子U19日本代表に選ばれた花巻東の工藤元主将(右)と大越選手

 花巻東高校ソフトボール部の大越玲那選手(2年)と今春卒業した工藤環奈元主将(3年)は、2018年度女子U19(19歳以下)の日本代表に選ばれ、5月に開かれる国際大会に出場する。東北地方からメンバー入りしたのは2人のみ。同校にとっては初の選出となり、「JAPAN」のユニホームで活躍が期待される。

 大越選手は小学校3年でソフトボールを始め、5年から捕手に。秋田県能代市立能代東中学校2年の秋に県大会を制し、東北選抜大会でも優勝。花巻東では攻守の要となり、昨秋の愛媛国体の本県選抜メンバーにも選ばれた。捕手としては堅実なプレーを持ち味とし、高校に入学してから急成長した打撃は長打力が光る。右投げ右打ち。

 工藤元主将は青森県平川市立平賀東中学校の時に同県選抜のエースを務め、U16日本代表にも選ばれた。花巻東では遊撃手、中軸打者としてチームを引っ張り、全国選抜大会、インターハイの16強入りに貢献。ボールを捉えるのがうまいアベレージヒッターで、今後は日本女子1部リーグのビックカメラ高崎でプレーする。右投げ左打ち。

 日本ソフトボール協会によると、メンバーはこれまでの実績などを踏まえて全国から17人を選出し、2月に決定。19年世界ジュニア大会の予選を兼ね、5月13~18日にフィリピンで開かれる第7回アジア女子ジュニア選手権大会に出場する。

 大越選手は「初の海外での試合で緊張もあるけど、他の選手に負けないよう縮こまらずにプレーしたい。いろいろと学べる機会。技術や精神面など多くのことを吸収して成長したい」と決意。工藤元主将は「選ばれてうれしい。結果を残し、たくさんの方に感謝の気持ちを示したい。プレーも人間性も、高いレベルで学んだことを今後に生かして上を目指したい」と意気込む。

 有住隆監督は「工藤は能力の高さだけでなく、チームをまとめる力も生かしてプレーしてもらいたい。大越は打撃、守備とも期待に応え、国際舞台で感じたことや経験をチームに持ち帰ってほしい」と激励する。

地域の記事をもっと読む

花巻
2024年4月20日付
花巻
2024年4月20日付
花巻
2024年4月20日付
花巻
2024年4月20日付