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大谷、紅白戦で2失点 大リーグ 打者21人に6四死球

紅白戦で力投するエンゼルスの大谷=24日、米アリゾナ州テンピ

 【テンピ(米アリゾナ州)時事】米大リーグの春季キャンプは24日、アリゾナ、フロリダ両州の各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高出)は変則ルールで行われたマイナー選手主体の紅白戦に先発登板し、打者21人と対戦して2安打2失点、5奪三振、6四死球だった。

 二回に四死球と暴投で無死二、三塁のピンチを招き、2点適時打を浴びた。一、二回は2死で打ち切られ、六回途中に85球でマウンドを降りた。チームは25日に本拠地アナハイムでドジャースとのオープン戦に臨む。

 パドレスの牧田はレッズとのオープン戦の四回から2番手で1回を投げ、2点本塁打を含む2安打2失点、2奪三振。

 23日の練習試合で頭部に死球を受けたイチローは、全体練習に参加し、フリー打撃などを行った。

フォークを多投

 エンゼルスの大谷は、紅白戦で打者21人に6四死球と制球に苦しんだ。もっとも、ここまで実戦であまり投げなかったフォークを意図的に多投したため、「そうなるんじゃないかというのがあった」と気にする様子はなかった。

 一回に2四球。二回は四死球に暴投が絡んで招いたピンチから2点を失い、いずれの回も球数がかさんだため首脳陣が2死で打ち切った。それでも四回には感覚を取り戻したフォークを決め球に連続三振を奪い、この回の途中から降板まで7者連続アウトと尻上がりに調子を上げた。

 キャンプ中の実戦5試合は全て失点する結果に終わったが、「順調にいいステップを踏みながらこられた」と前向きに総括した。他の先発候補がマイナー落ちしたため、ローテーション入りは濃厚で、次回は公式戦デビュー登板となりそうだ。

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