北上・西和賀

朝食 手軽においしく 市レシピコン 最優秀2品決まる【北上】

谷藤悠平君

 北上市が募集していた「ちゃちゃっと!」「パパっと!」「簡単朝食レシピコンテスト」の最優秀賞、優秀賞が決まった。単品部門は、市内の60~70代で構成する楽しいお食事会グループ(太田代セイ子代表)の「納豆丼」、簡単バランス部門は谷藤悠平君(飯豊中学校2年)の「栄養満点よせ豆腐in土鍋」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

 毎朝食事を取る子供や大人が減少している現状を踏まえ、市は第2次市食育推進計画(2017~21年度)の新規事業としてレシピを募集した。小学生から80歳まで42点(単品部門20点、簡単バランス部門22点)の応募があり、食生活改善推進員協議会や中学校、市の関係者が審査。簡単に調理でき、普段朝食を取らない人もきちんと取れる点をポイントとした。

 最優秀賞に選ばれた「納豆丼」はご飯にチーズとのりをちぎって入れ、その上に納豆やオクラ、ミョウガなどを載せるメニュー。味付けはしょうゆのみで、オクラをゆでる以外は火を使わず手軽にできるのが特長だ。太田代代表は「少しでも簡単に朝ご飯が食べられるように、友人たちとの食事会でアイデアが浮かびレシピを書いてみた。活用していただけたらうれしい」とのコメントを寄せた。

 「よせ豆腐」は土鍋を使いニンジン、タマネギ、ホウレンソウといった野菜をふんだんに煮込み、豆腐などを加えたもので、谷藤君の父が普段作っているものをヒントに考案。普段朝食を作る母をねぎらい、父が手掛けることもあるといい、谷藤君は「選ばれるとは思わなかった。みんなにもおいしいと思ってもらえれば」と喜びを語った。

 式では髙橋敏彦市長が最優秀賞、優秀賞の受賞者に表彰状を授与。「朝、忙しい中でもしっかり栄養が取れるよう工夫していただいた」とたたえた。市はこれらのレシピを市公式ホームページに掲載し、イベントでも紹介し周知していく。

 優秀賞は次の通り。(敬称略)

 ▽単品部門=前田南(若宮町)「もやしのスープ」、高橋藍(上江釣子)「バナナトースト」

 ▽簡単バランス部門=小原礼子(村崎野)「かんたん朝ごはん」、佐藤楓香(飯豊中1年)「栄養満点五色納豆」と「じゃがいも、わかめ、とうふのみそ汁」

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