彦根東の左腕想定 打撃中心に練習・花巻東 センバツ高校野球大会
【甲子園取材班】第90回選抜高校野球大会の3回戦を2日後に控えた花巻東ナインは29日、兵庫県西宮市の津門中央公園球場で練習に汗を流した。次戦の相手が9年ぶり4度目出場の彦根東(滋賀)に決まり、8強入りに向けてチームの士気は高まっている。
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午前10時から3時間ほどの練習は打撃が中心で相手主戦を想定し、新田大智(3年)ら左投手をマウンドに立て攻略を練った。選手たちはセンター方向へミートすることを意識し、鋭い当たりを飛ばしていた。
彦根東とは2013年の全国高校野球選手権大会でも対戦している。彦根東に対し、佐々木洋監督は「投手を中心としたチームの印象で、同じ打ち方をする打者が多い。(投手攻略には)右打者が鍵になると思う。接戦に持ち込みたい」と語った。
30日は同球場で最終調整を行い、31日の彦根東戦に臨む。紺野留斗(3年)は「初戦は自分が打っていれば、もっと点差をつけて勝つことができたと思う。甲子園で楽な試合は一つもない。本番までに投手対策をしっかりやって、次は必ず打ちたい」と力を込めた。