一関・平泉

平泉・一関DMO発足 閑散期対策主眼に 観光振興へ12事業展開

テープカットでスタートを喜び合った世界遺産平泉・一関DMO発足式
人の流れや機運を呼び込むイメージとなるロゴマーク

 一関地方で観光振興を官民一体で進める地域組織(DMO)となる一般社団法人「世界遺産平泉・一関DMO」(松本数馬代表理事)は1日、発足した。同DMOは観光庁に日本版DMO候補法人として登録されており、特に閑散期の対策に主眼を置いて定額・時間制タクシーなどの事業を展開し、地域活性化を目指していく。

 発足式は一関市大町のなのはなプラザで行われ、一関、平泉両市町の観光関係者ら約50人が出席。松本代表理事が設立の趣旨などを説明した上で、テープカットで発足を喜び合った。同DMOのロゴマークも発表され、金色を使いながら「さまざまな大きさの円で動きを表し、人の流れや機運を呼び込むようなイメージを与える」などと紹介した。

 一関、平泉両市町ではDMOを通じた観光振興を狙いに設立を目指していくこととし、2016年1月に協議を開始。17年6月からは地元の若手経営者らが登録申請に必要な形成・確立計画の内容を詰め、同年12月に観光庁に日本版DMO候補法人の登録を申請しており、今年3月30日付で正式登録された。

 DMOは「黄金のとびらをあけましょう-世界遺産平泉・一関」をコンセプトにデータ活用やプロモーション、受け入れ態勢整備、収益事業に関する12事業を展開する。データ関係では顧客データベースの構築や会員制度の導入を盛り込んだ顧客管理事業を実施。プロモーションは特産品などの通信販売の機能も備えた多言語対応ホームページ(HP)による一元的情報発信、受け入れ態勢整備では地域限定通訳案内士(有料ガイド)の制度整備・人材育成などを盛り込んだ。収益事業では、特に閑散期対策のイベント企画、体験型教育旅行として農泊・民泊事業、定額制・時間制タクシー事業などを予定している。

 今後は商工団体、観光協会、両市町などで構成される「一関・平泉ブランドデザイン機構」(仮称)も設置し、定期的に会合を持って取り組みの方向性を検討していく。

 松本代表理事は「この地域を東北有数の観光地として確立させ、住民や旅行者が豊かさを感じることができるというコンセプトに沿った活動を展開する。地域の皆さんと対話しながらニーズを把握し、事業を実施していきたい」と語っている。

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