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児童虐待早期発見へ 盛岡市 保健所内に支援拠点

盛岡市保健所内に開所した「子ども未来ステーション」。専門職員らが児童虐待の早期発見などに向け、悩みを抱える子育て世帯の継続的な相談・支援に当たる

 盛岡市は、児童虐待の早期発見やさまざまな悩みを抱える子育て世帯の継続的な相談・支援を担う「子ども家庭総合支援拠点」を市保健所内に開設した。同拠点の設置は県内初で、愛称は「子ども未来ステーション」。精神保健福祉士などの専門職員を配置し、2日に本格始動した。児童相談所など関係機関とも連携しながら、子供の明るい将来の実現を目指す。

 市によると、2017年度の児童虐待関連の相談件数は、延べ2433件(2月末現在)。前年度は2247件で、年々増加傾向にある。市は児童虐待防止を喫緊の課題と捉え、東北地方の中核市でも先駆けの機関となる同拠点を整備することにした。

 同拠点は、市保健所1階に開設。悩みを抱える子育て世帯に対し、面接や家庭訪問を通じて相談・支援を行う「子ども家庭総合支援センター」と、妊娠期から子育て期にわたるまでの保健や育児に関する相談に応じる「子育て世代包括支援センター」で構成し、社会福祉士や精神保健福祉士、助産師などの専門スタッフを含む約40人体制で対応に当たる。

 同日は同保健所で開所式が行われ、谷藤裕明市長が「困難を抱える子供と家庭に必要な社会資源をつなげるプラットフォームとなることを願い、この愛称とした。子供たちが心身ともに健やかに成長するための拠点としていきたい」とあいさつ。関係者が同拠点の入口に看板を設置した。

 17年度に市が受理した新規の児童虐待通告件数は、2月末現在で53件。前年度は91件だった。子ども家庭総合支援センターの佐久山久美子所長は「通告件数自体は減少したが、虐待を含む養護相談は増加し、高止まり傾向が続いている。両センター同士で情報共有を図りながら、乳幼児期から就学期まで切れ目なく対応していきたい」としている。

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