一関・平泉

放課後が楽しみ 市内初の校舎併設型 新千厩小 児童クラブ開所【一関】

新千厩小校舎に併設された千厩児童クラブ。開所式後には児童と保護者が見学に訪れた

 一関市千厩町の放課後児童クラブ「千厩児童クラブ」は2日、同町千厩字上駒場の新千厩小学校で開所した。校舎併設型の児童クラブは市内で初めて。仕事などで日中保護者がいない家庭の児童約40人が対象で、放課後に遊びや生活の場を提供する。

 同クラブは町内5校の統合に伴う学校開校に合わせたもので、千厩小校舎に併設。職員は指導員を含む4人体制で、市の指定管理を受けて学校法人愛泉学園(堀秀子理事長)が運営に当たる。場所は体育館側の1階角部屋で、床面積104平方メートル。児童が集まって過ごすことができるテーブルや学習机、一人ひとりの荷物が置けるロッカーなどを設けた。平日は放課後、土曜日や長期休業期間は終日開所する。

 2日夜には同校ホールで開所式が行われ、利用する児童約40人と保護者、関係者、来賓ら合わせて約100人が出席。菅原春彦市千厩支所長に続き、堀理事長は「子供たちのことを一番に考えられる場所に開所することができた。児童の皆さんがクラブで友達をつくり、仲良く過ごしてもらえるよう応援している」とあいさつ。クラブ関係者、来賓、代表児童がテープカットを行い、拍手で開所を祝った。

 閉式後には児童と保護者がクラブを見学したほか、職員から利用に関しての説明を受けた。岩渕芙優さん(2年)は「きょうクラブに来るのが楽しみだった。広くてきれい。放課後みんなで遊ぶのが楽しみ」と笑顔で話していた。

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